【和歌山】「熊野大学」夏期セミナー 中上健次、1968年と78年を切り口に 新宿という「大学」そして部落青年文化会[08/30] - ネットの反応 渡部ヘッドライン 急上昇20 大好きなカテゴリー

【和歌山】「熊野大学」夏期セミナー 中上健次、1968年と78年を切り口に 新宿という「大学」そして部落青年文化会[08/30]

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坊主 ★(発起人)

毎日新聞

座談会で話す(左から)高澤秀次さん、●(糸へんに圭)秀実さん、やなぎみわさん=和歌山県新宮市で18日
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/08/30/20180830dde014040005000p/9.jpg

 作家の中上健次(1946~92年)が故郷・熊野に開設した文化組織「熊野大学」の夏期恒例セミナーが18、19日、和歌山県新宮市で開催された。テーマは「中上健次1968/1978-新宿という『大学』そして部落青年文化会」。10年を隔てた二つの時代、東京・新宿と新宮という二つの場所を切り口に中上文学が議論された。全国から約50人の聴講生が集まった。

 パリの五月革命、プラハの春、ベトナム反戦運動--。「世界史の転換点」とされる68年。3年前に上京していた中上は、新宿の芳醇(ほうじゅん)な時代の空気のなかでフーテン暮らしをしながら、詩や小説を文芸誌に発表していた。ジャズ喫茶に入り浸り、学生運動にも参加した。10年後、作家としてキャリアをスタートさせていた中上は、のちの「熊野大学」につながる「部落青年文化会」を発足。吉本隆明、石原慎太郎さんら文化人を新宮に招き連続公開講座を実施した。

    ■   ■

 今年のセミナーでは、まず劇作家の宮沢章夫さんが、中上の傾倒したフリージャズのサックス奏者、アルバート・アイラーの音楽をバックに講演した。70年代の自身の新宿体験を語り「68年に『高揚』を迎えた新宿の文化は、72年ごろには終わっていたと思う」と述べた。また新宿を舞台にした中上の小説「灰色のコカコーラ」(72年)の一部を朗読。「全編に新宿のにおいがする。中上健次の60年代と新宿の雰囲気が封じ込められている」と評した。

 続いて文芸評論家の〓(すが)秀実さんが、全学連(全日本学生自治会総連合)を主導したブント(共産主義者同盟)の歴史を振り返り、中上と政治活動、左翼運動との接触について言及。第2次ブントのグループが上京した中上にオルグ(活動への勧誘)をかけていたことなどを話した。「ブントとの関係は、ほとんどの研究者は対象にしていなかった。荒岱介(あらたいすけ)(ブント戦旗派元議長)が、仏科学哲学者のバシュラールを中上に紹介した。水や火、空気、大地などがどのように文学にイメージされているかを読み解くバシュラールの考え方は、作品に影響を与えた」と指摘した。

 文芸評論家の高澤秀次さんは、「路地」の再開発と部落青年文化会について講義した。会が発足した78年、新宮市の地区改良事業として住宅造成が開始された。解体されていく「路地」を中上は16ミリフィルムに収め、古老の聞き取り音声を録音した。「中上が精力的に動き始めたとき、部落青年文化会は手足として動いた。文化活動というより高度に政治的な活動だった。その後『隈(くま)ノ会』(熊野大学の前身)を設立したときには、ある種の政治性がなくなった」と解説した。

    ■   ■

 セミナーではほかに現代美術家のやなぎみわさん、静岡大准教授の山本崇記さんが登壇した。また、78年3月の文化会の公開講座で話す中上の映像が流された。小説の登場人物のモデルになった古老の音声とその言葉を取り上げていた。東京という外部からの視線を交え、出自である「路地」に本格的に向き合い始めたことがうかがえる。

 「新宿という大学」とは中上の言葉である。また熊野大学の出発時には「校舎も入学試験もない、卒業は死ぬとき」という言葉を掲げた。町や土地、出会う人々そのものが学びにあふれた「大学」になるという意味だ。68、78年からさらに時を下った2018年。今回のセミナーは熊野大学という場や出発点を見つめ直す内容になった。【棚部秀行】

毎日新聞 2018年8月30日 東京夕刊
https://mainichi.jp/articles/20180830/dde/014/040/006000c

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