【埼玉】県初の「夜間中学」来春、開校…30年超の悲願、市民団体「埼玉に夜間中学を作る会」代表に聞く[10/07] - ネットの反応 渡部ヘッドライン 急上昇20 大好きなカテゴリー

【埼玉】県初の「夜間中学」来春、開校…30年超の悲願、市民団体「埼玉に夜間中学を作る会」代表に聞く[10/07]

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坊主 ★(発起人)

bengo4/inter

野川義秋さん(左)
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埼玉県で初となる公立夜間中学校が2019年4月、川口市に開校する。2017年3月、同市の奥ノ木信夫市長が表明し、現在は入学説明会の開催など、開校に向けた準備が進められている。

この決定に、並々ならぬ思いでいる人物がいる。市民団体「埼玉に夜間中学を作る会(以下・作る会)」の代表として、30年以上にわたって夜間中学の設置を求めてきた野川義秋さん(70)だ。

そもそも、夜間中学とは何か。中学校に設置されている夜間学級で、戦後の混乱期に、さまざまな理由で中学校教育を受けられなかった人を対象とした、中学校の特別課程である。近年は不登校や外国籍の生徒も在学。特に外国人生徒の増加は著しく、約8割が外国籍となっている。現在、夜間中学は全国8都府県に31校あり、約1700人が学んでいる。

今回、野川さんに「作る会」の活動を始めたきっかけや、川口市で夜間中学が開校に至った経緯、そして解決すべき課題などを取材した。(ジャーナリスト/肥沼和之)

●自主夜間中学、30年で生徒は1000名以上

ーー野川さんが「作る会」の活動を始めたきっかけを教えてください

「『作る会』は1985年9月に発足しました。きっかけは、私たちが当時、埼玉県で行った調査により、以下のような結果が出たことです。

1)埼玉県の義務教育未修了者は1万人以上に上る

2)小・中学校の不登校児童の人数が、全生徒の1%を占めるまでに増加している

3)在日朝鮮人や引揚者(戦後、日本に帰国してきた海外在住の日本人)などがたくさん在住しているが、日本語教育などの行政施策が十分になされていない

4)毎年15~20人の生徒が、都内の夜間中学に越境通学をしている。特に川口市からは、11名もが都内の夜間中学へ通学している

この結果から夜間中学の必要性が明らかになり、『作る会』を発足したのです」

ーー「作る会」の活動と並行して、「川口自主夜間中学」も開催しています

「『作る会』の発足集会の模様を、テレビや新聞が取り上げてくれたんです。すると、『勉強したい』『教師のお手伝いをしたい』という声が寄せられて。その年(85年)の12月から、毎週火曜・金曜日に、川口市で自主夜間中学校をスタートさせたのです。

現在、生徒は60から70名、スタッフは25から30名。年齢は10~80代まで。生徒は不登校や引きこもりの若者、形式卒業者(病気などで学校に通っていないものの、形式的に卒業証書はもらっている)、外国人などが通っています。授業料は無料で、これまでの約30年間で、1000名以上に学ぶ機会を提供してきました」

●最近は、約7割が外国籍の生徒

ーー自主夜間中学を30年以上続けてきて、ニーズはどのように変化していますか

「時代によって、通う生徒や教室の風景は変遷しています。最初は日本人の生徒6名でしたが、不登校の若者でにぎわったり、ベトナムの難民や中国からの引揚者、南米の日系人労働者が増えたりした時代もありました。近年は中国をはじめとしたアジア人が多く、約7割を外国籍の生徒が占めています」

●「正式な学校」と認められなかった「夜間中学」の歴史

ーー30年以上経って、ようやく川口市に公立夜間中学の開校が決まりました。どのような背景があったのですか

「これまで川口市は、『夜間中学を必要としている人は県内全域に在住しているから、広域行政として県が対応すべきだ』と主張し、開校に否定的でした。そもそも文部科学省も、夜間中学を正式な学校だと認めてこなかったのです。

風向きが変わったのは、2016年12月に『教育機会確保法(正式名称・義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律)』が可決・成立してからです。

翌年2月に施行令が出て、いち早く動いたのが千葉県松戸市です。同月に松戸市議会が、2019年4月に夜間中学を開校することを表明。その翌月、埼玉県川口市の奥ノ木信夫市長も夜間中学の開校を発表しました。開校場所は川口市ですが、県内の周辺市町村や、日本人・外国人の区別なく生徒を受け入れるという、教育機会確保法の理念に基づいた方針を示しました」

弁護士ドットコム 2018年10月07日 08時47分
https://www.bengo4.com/internet/n_8652/

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